初めて、そして久しぶりにマスクをして出た

今日は土曜日で買い物の日だった。

買い物にはマスクを着用すること、ということになったのでマスク嫌いの私でも止むを得ずマスクをして買い物に行った。

欧州でマスクをつけるのは初めてで、人生の中では久々のマスクである。

幸い今週は注文したものがほとんど手に入ったのでスーパーのハシゴはせず、受け取りだけで済んだ。

周りを見たら当然だけどみんなマスクをしていた。先週は布マスクが多かった気がするけど今日はどこかで調達してきたらしい不織布マスクや、リノベするときに使うような塵除けマスクなんかの人が結構いた。

うちは私がこの前縫ったお揃いのマスクだった。私の古いカットソーから2枚生地をとって作ったからお揃いである。

それで気づいたのだけど、ゴム紐の代わりにカットソーを細長く切ってびよーんと伸ばして作った紐を縫い付けたせいか、顔に蕁麻疹が出ることがなかった。ゴム紐だとどんなに無害そうなものを買ってもよく蕁麻疹が出てしまうのだが、着古したカットソー生地だと痒くもならない。

ちょっとした発見かな、と思った。

今日の注文ではまたいくつかの品が品切れになっていて代用品が提供され、代用品すらなかったのは冷凍ほうれん草のみだった。先週もなかったし、冷凍ほうれん草が手に入らないなんて変な話である。こっちでは生のほうれん草はあまり売っていなくて、売っていてもアクがものすごく強いので扱いにくい。だから大抵の人は冷凍ほうれん草を使う。したがって冷凍ほうれん草は結構いろんなメーカーで年中何種類もあるはずなのだが。

代用品の中では工場でパックされた挽肉が売り切れていて（そのまま冷凍庫に入れて保存できる）精肉コーナーで誰かが詰めてくれた挽肉が来た。そしてミニじゃがいもは芽が出かかっているのが結構多かった。

ということで夕飯には久々に同じく買ったばかりの玉ねぎと一緒に肉じゃが的なものを作った。レシピを見ていたら茹で卵を入れるのがあったのでそういえば卵も猫以外はあまり食べないので結構余ってるな、と思い茹で卵にして入れて作ったら美味しかった。卵は煮始めの頃に入れて長い時間煮たので汁がしみていて、肉じゃがのはずなのに卵が一番美味しかった。これからは肉じゃがには茹で卵を入れるのが定番になりそうである。

代用品といえば、ワインは毎週2、3本買っているのだけどほとんど品切れとか代用品というのがない。ものすごくたくさん種類があるので人それぞれで選ぶから品切れにならないのか、それともこんな時期だから業者さんも一生懸命流通させているのか、その両方なのか。

いずれにせよ、ワインをメインの酒にしている私にはとてもありがたいことである。

どこかの記事に、ドイツではこのロックダウン時にワインの売り上げが2割ほど増えたらしいと出ていた。外食で飲む代わりにみんな家で飲んでいるわけだ。欧州各国ではロックダウンが徐々に解除されてくるらしいけれど、我が家はまだ当分家飲みだろう。まあ元から引きこもっているからあんまり変わらないけど。