きぬかつぎ

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スーパーで入場制限

今日はまた週に一度の買い物の日だった。

いつものスーパーに行ってみると、二つある入り口のうち一つが閉鎖され、もう一つのそばに店員が立っていた。

そしてその入り口の前に2メートル置きくらいにカートを押す人たちがずらりと並ぶ。

そう、入場制限である。

閉鎖されている方は出口専用になっていた。

入り口のところには張り紙があり、買い物客は全てカートを使用すること、とあった。

そして店員が合図すると1組ずつ入店できるようになっていた。

外出制限があるとはいえ、在宅だろうが出勤だろうが平日働いている人が多いだろうから、土曜の昼間は買い物客が多い。

しかし社会的距離を必須とする以上、みんながうわっと入れるようにすれば店内は混雑する。それにより感染が広がらないように少しずつ入場させることにしたわけだ。感染の危険のある屋内で人がたまるよりは屋外にて人が待つようにしたのだろう。

そういえば今週前半に一度別のスーパーに買い物に行ったときは、店員がカートが集めてある場所で取手を消毒してそれを一台ずつ客に出していた。カートがない客は入れないようにしていて、カートを渡す時間差により入店のテンポを調節していた。おかげで店内は空いていた。

今日も同じで、入場制限のため店内は空いていて、他人との距離をあまり気にしないで済んだ。

いくらドイツの田舎のスーパーだと言っても、これじゃあ買い物にも時間がかかるし今日は晴れていたからいいけど雨の日は大変だ。

でも、そんなことを言っていては多分前には進めないだろう。

それに誰だってうつりたくない。

若いからといってうつらないわけじゃない。ドイツでは軽症であれば自宅で隔離でもよいらしいが、症状によってはそうもいかないかもしれない。重症で入院する人も少なくないそうだ。自分がどのくらいまでひどくなるかは誰にもわからない。そして一度かかると治ってからも周りからバッシングされるとかいう陰鬱な話も聞く。

だからだろう、今日の客たちは老若男女みんなじっと従っていた。私だって同じなのでじっと待っていた。逆らったって海に向かってバカヤローと叫ぶくらい(古)意味のないことなのだから。まあ逆らいたい気分でもないし。できるだけ滞りなく済ませて家に帰って猫の頭の匂いでも嗅いでいたいと思いながら待っていた。

そして今日の収穫?はトイレットペーパーだった。

ダメ元で頼んでおいたら、注文した廉価品は品切れだそうで高級品しかないけどいいですか?と出された。高値になってるということではなくて、有名メーカーの品だから格安品より高いというだけだ。ありがたく買わせてもらった。

一方で依然として品切れだったのが強力粉。

お店の人が理由を説明するまでもないと思いますが、と苦笑したくらい、にわか自家製パンブームが続いているらしい。

こちらは増産が追いつかないらしく、今週もダメだった。代わりに薄力粉をどうぞ、と言われたのでありがたく買わせてもらった。

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