味覚なしの週末
写真はエビではなくて猫である。なぜかソファの縁で寝ていたので可愛くて遠くから激写してしまった。
休暇の終わりに風邪を引いてしまい、それ自体はだいたい良くなったものの、味覚だけが戻ってきていない。
嗅覚はちょっとずつ戻っていると思うのだが、味覚だけはあまり進歩がない。
これは甘いな、しょっぱいな、という塩梅はわかるのだが実際の甘さやしょっぱさとしては感じられない。変な感覚だ。味について説明されて理解しているのに食べたわけではないような、妙な感じなのだ。
それでもそのうち戻ってくると信じて毎日普通に飲んだり食べたりしている。
今日義母のところでお茶。ラバーブのケーキをいただいた。普通これはちょっと酸っぱいのに今日はそれも分からなかった。初挑戦のレシピとかでなくて良かった。感想を求められたりしてもまともに答えられないからである。姪も大学の下宿先から帰省していた。何かの拍子に写真の話になって、彼女が肌身離さず持っているスマホのポケットの写真を出してきてくれたのだが、毎晩ご飯に来る外猫二匹の写真もしっかり入っていた。彼女も未来の猫ばばあである。
夜は赤ワインで晩酌。味は正確には分からないけどまろやかさとか苦味はあるのがわかる。でも酔い加減も間接的にしか感じられないらしいので今夜は少し控えめにしようと思う。