きぬかつぎ

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どんな家に住みたいと思うか

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お気に入りで最近しょっちゅう見ている田舎暮らしの動画サイトは日本家屋である。

平屋建てでリノベ済みとお見受けした。庭に出るガラス戸はみんなアルミサッシだし、玄関もサッシだ。

キッチンの流しも新しいようだし、水回りも全て新しくしてあるのだろう。

こういうところだったら住んでみてもいいかなあと思ったり。

太古の記憶を辿れば祖父母の家がかつて木造の日本家屋だった。まあその頃は大体の家がそうだっただろうけど。

冬は極寒、夏はまあまあ、歩くとミシミシ、家の奥はいつもほんのり暗い。

そんなところで夜にテレビで横溝正史の映画などやっていた日には、夜中にトイレなどとても行けなかった。

がしかし、そんな家であってもある程度モダンになっていたらいいのかな、と最近は思わないでもない。

しかしながら、具体的に思い浮かべてみると、畳と障子のある家に住んだら年に何回リノベする羽目になるかわからないな、と思った。

猫と夫がいるからである。

猫は意図的に畳で爪を研ぐだろうし、障子は一旦破れることを学んだらきっと破り続けるだろう。

夫は意図しなくてもあちこちにぶつかったりするタイプだから、畳はともかく障子は無事では済まないだろう。

ふすまについて言えば、祖父母の家を建て替えた時に出来るところは板の引き戸に襖の張り紙のしてあるものにしたのを覚えている。ああいう襖ならおそらく猫も夫もそうそう損害を与えることはできないだろう。

でも障子はあの光を通すのがいいのだから、木の板になんか替えられない。破れない障子紙はネットで見る限り猫にはあまり意味がないらしい。うちの猫たちはキャットタワーで爪をよく研ぐから前足の爪を切る必要がない。なので針の如く鋭い爪では多分破れてしまうだろう。

そしてもう一つの難点は暖房と冷房だ。

クーラーをつけられそうな気がしないし、石油ストーブの給油は子供の頃で懲りているのでもうやりたくない。できればセントラルヒーティングがいいと思う。セントラルヒーティングは部屋が乾燥すると言われるが私はこれが好きだ。猫たちが前で暖をとっていても安心だし、片付けがいらないし掃除も簡単だからだ。

こうやって考えると私には日本家屋は無理なようである。

もちろん、今でもホラー小説を読んで怖くて夜中にトイレに行くのに苦労しているから、その点で既に住むのは無理なんだろうけど。