家全体の構想
庭の植物は今育ち盛りである。
食べる人がもういなくなったリンゴの木が4本、梨の木1本、ブラックカラント、レッドカラント、ワイン作り用らしいぶどう、小粒の種のキウイ。
暇さえあれば車選びとかストリーミング動画鑑賞に勤しむのが好きで、天気が良ければドライブに出かけたい夫には全く不向きな環境である。うちに来る小鳥さんたちが全部食べてくれないかなあと思ったりしている。
我々に向いているのはやはりマンション暮らし。ベランダさえあれば十分だ。
リノベが終わって一年暮らしてみて、自分たちに必要なものとそのデザインやレイアウトもほぼ固まったような気がする。
床は白木風の色と柄。真っ白だとちょっとした汚れやシミも目立ってしまうので白に近い白木風の色と柄が望ましい。
壁は真っ白。幅木も白。天井ももちろん白で統一。天井のランプは白いフレームの平たいLEDランプにして目立たないようにする。これの利点は見た目のミニマルさもそうだが掃除が簡単な点もある。ペンダント式ではないから埃もあまりつかないが、週に一回埃取りで撫でればきれいになる。カーテンも白。
壁際の家具は全て白で扉は取っ手なしのタイプ。テレビ台兼サイドボードから洋服タンスまで、同じデザインのものが望ましい。ついでにキャットタワーも白である。
で、それ以外の家具、ベッドとナイトテーブル、ダイニングテーブルとダイニングソファの4点は黒で統一する。ナイトランプとダイニングテーブルの上に下げるペンダントライトも黒にする。ベッドカバーとテーブルセットだけは明るめのグレーにする。ベッドカバーとテーブルセットの色合いを揃えるのは、おそらくワンルームになるだろうからだ。
昔は黒い家具などオーディオラックの色だとしか思っていなかったけれど、一度黒いベッドを買ってから意見が変わった。黒い家具というのは割と見た感じ落ち着く感じがする。部屋中黒で統一してしまうともちろん暗すぎるわけだが、周りが全て白だと黒い家具の質感が割と心地良いような気がする。
絵とか花瓶とかいう飾りは猫たちが来てからあちらもこちらも取っ払ってリノベ後は1つもない。せっかく綺麗に塗った壁に穴を開けたくないのもあるし、古い壁を塗ったのでその微妙なデコボコ具合からくる明暗を楽しみたいと思ったのもある。引っ越したらおそらくそういう壁ではないとは思うが、何もない空間に慣れてしまったのでもう何かを飾ることはないだろう。タンスやサイドボードの上は猫が気が向いたときに自分から鎮座していてそれが一番美しいとも思うし。