きぬかつぎ

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日曜午後の決定事項

さっきニュースサイトを見たら、イタリアのみならずスペインでも「毎日」多数の死者が出ているとのこと。日曜だけでもすでに400人が新たに報告されているらしい。

加えて米国でも感染者数がドイツを超えたということだ。

ドイツでは今日午後の会議で国全体での規制について決定がなされる。外出が完全に規制されるのか、それとも中途半端な形になるのか。

話によると今週末の市民の行動を見て決める、というまるでお母さんが子供たちにおどかすような基準で決定を行うと聞いている。

もし本当にそうするならば、正直言って理解できないやり方だ。

数日前までは比較的天気が良く気温も高めで、風も強くなく、まさに散歩日和だった。だから大奥の市民が外に出た。緑地や公園は満員状態で、距離を置こうにも無理があった。

規制の話が出始めたのはそのことにも原因がある。

しかし変わって土曜は曇りや雨がちであり、風も強かった。今日日曜も晴れこそしたが風が冷たく強く、とても戸外で日光浴したい天候ではない。この土日にそれほど多くの人が外で集まっていたという話は聞いていない。そもそもそんな陽気でなかったからだということは私だって想像がつく。

このようにまったく異なる条件下での市民の行動を比較するのは意味がないと思う。この週末に行動が控えめだったからと言って規制を緩くしておいて、月曜から天気が良ければ子供達も自宅待機の大人たちも再び外へ繰り出してバーベキューをやったりピクニックをやったりするだろう。飲み食いなどをすれば自然とトイレに行きたくなったりするはずだ。そこでまた人が集まる。散歩や自転車で近所を一周するのとは条件が違う。

どうか適切な判断をして欲しいと思う。

もっとも、ドイツ人に言わせれば、急に厳しい指令を出すとパニックに陥る人が多く出て、それこそ買い溜めが酷くなるから、段階的に慣らす方がいいと偉い人たちもわかっているんだろう、ということらしい。

そうであれば、今日の午後の発表ではライト版の規制が出て、1週間か2週間後にそれがもっと厳しくなるのかもしれない。

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