今読んでいる・遺跡発掘師は笑わない
題名が何となく気になっていたので、昨日午後試し読みしてみたら予想以上に面白くてもうシリーズ3作目に突入してしまった。
その名の通り遺跡発掘師と発掘調査で起きるミステリーのお話である。
主人公は古生物が好きらしいが、人間の残したものも依頼さえ受ければ掘り出す。2作目では鉱物についても知識を披露してくれた。
推理自体は誰かが探偵役をやると決まっているわけではないらしく、主人公の女性と発掘師の青年が知恵を合わせて?謎に挑んでいく、みたいな感じである。誰も全体像を正確に把握分析していないであちこちに駆け出して行ったりミスリーディングしたりするのがちょっと落ち着かないといえばそうだけど、その分緊張感があって面白いとも言える。
そして何より、史実と想像を駆使してあれこれのストーリーを組み立てているのがこのシリーズの最大の旨みだろう。ちょっと前に読んではまっていた竜の柩を思い出してしまった。
もう何作か読んでから感想を書こうと思う。