きぬかつぎ

マンガ、小説、アニメ、ゲーム、音楽、酒、食、旅、仮想通貨取引や猫と日常生活のこと。

ふと買ってみたマンガ3冊の感想

やけになって何かをしてもいいことはない、とは言うものだが、今回はなんとなくそんな感じがしなくもなかった。

週末に買ったマンガ3冊。

拝み屋横丁顛末記:2

極主夫道 2巻

極楽寺ひねもす日記 (1)

どれも月末には買おうと思ってマークしていた。

でも毎月例によってあれこれ検討し直して月末に一気に買うので、今回はその検討なしに買ったというわけだ。

ちょっとだけネタバレありです。

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結論から言うと、どれもまあまあ、という感じだった。

一番面白いと思ったのは拝み屋横丁。長く続いているシリーズだけあって話がよく練ってあると言うかアイデアがいろいろあるな、と感じた。ビンボー神の登場も面白かったけど、今回は福の神の出方がすごく良かった。神というのは容赦ないものだな、と改めて思ったり。

次は極主夫道。女子力が上がって行くタッさんがウケる。特にヨガのポーズは笑った。それと絵がとても上手いので見ているだけでも心地よい。特に陰の付け方というか使い方というかが素晴らしいと思う。猫の絵は私の好み100パーセントと言うわけではないのだけど、表情が面白いし人間ほどリアルではないけどなんかものすごく猫らしい雰囲気が出てるのでこれも良し。

実は一番期待していたのに一冊通して読んでみたら以降自分の思っていた感じと違う方向に行っていた、というのが極楽寺のお話。拝み屋さんと同じ作者さんの作品なのだけど、こちらはちょっと私好みではなかった。設定も登場人物のうち主人公ともう一人までは良かった。これは好きになれそう、と思っていた。でも、もう一人がその後出てきて、この人の振る舞いというかドタバタ具合というかがなんか自分の肌に合わなかった。いくらぶっ飛んでるからってこれは生理的に好きになれない。拝み屋でも少年の幼馴染で手強いキャラが出てくるけれど、ここまで好きになれない感じではなかった。ハプニングがなければドラマにならないんだからあるのは当然だけど、こういうのはどうも。でも作品紹介を見るにこの人物はこのまま定着するらしいので、残念だけど個人的には一冊でおしまいだと思った。