きぬかつぎ

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居心地を検証してみた

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東京では今回、今までご無沙汰していたところやほとんど訪れたことのない場所にも行ってみた。

将来 - 数年先か十年先か全く分からないが - 住むとしたらという候補地選びのためである。

ご無沙汰していたのは池袋。ほとんど訪れたことがないのは自由が丘。最近数回行ってみたがまだあまり馴染みがない大塚。

池袋は昔印刷所に行くのに(薄い本を印刷してもらうためである、もちろん)通ったり、知り合いが地元なので会うのに行ったことがある。でも自分から買い物やぶらぶらするのに行ったことはなかった。

今回久々に訪れたのだが、たまたま週末に当たっていたこともあり、激混みであった。おそらく毎週末こんな感じなのだろう。歩道が広いのか見晴らしがいいのか、いっぺんにたくさんの人たちが歩いている様子が目に入り、人混みが好きなんて言っている私でさえうわっと言ってしまった。しかし昔々に行った頃に比べると、街の雰囲気がかなり良くなった気がする。そして他のところに比べると外国人観光客の割合がグッと少ないような気もした。近郊に住む人たちがごく普通に来ている、という感じがした。

自由が丘は行く用事がなかったのでほとんど行ったことがない。多分乗り換えとか通ったとかそのくらいだと思う。大人になってから知人が自由が丘とか二子玉川、たまプラーザとかいいわあ、住みたいし街の雑貨屋さんでパートとかしてもいい、などというのでどんなところか見に行くことにした。

自由が丘駅を降りて駅前に立った時の感想はまず、思ったより敷居が高くなさそうだ、ということだった。知人と街を歩いているとお高い雑貨店などをよく覗いているので、てっきりそんな店ばかりが並んでいるのかなと思っていたのである。でも実際はごくごく普通の商店とかスーパーが並ぶ、住環境の充実したところであった。特にいいなと思ったのはお豆腐屋さんがあったことである。お豆腐屋さんがあるなら住んでもいいかなあ、などと思ったりした。逆にちょっと馴染めないな、と思ったのは、洋服とか雑貨の店がかなり多かったことであった。おそらくは近年いろんなメディアで女性向けの街として紹介されたからか、それともそういう店が多いから紹介されたのか、背景は定かではないが。

大塚は猫たちに会いに行くためにここ数年毎年通っている。そして帰り道は駅のあたりで飲んで帰るのが習慣になりつつある。山手線と都電荒川線しかないのだけれど、池袋や巣鴨があるのでいざとなれば歩いて(ちょっとかかるけど)買い物に行ったりできるというメリットがありそうである。

今回は直ぐに飲みに行かずに駅の周りを少し歩いてみた。繁華街というほどの通りはなかったが、住むのには必要なものが全て揃っている、という感じだった。遊びたい人は池袋に行ってしまうのだろうから、残るのは近場で飲んだり食べたりしたい人だけなのだろう。駅から歩いて直ぐ住宅地に入るのにもかかわらず、駅と住宅地の間の少しの隙間に飲食店などが結構あるなあと思った。しかもおしゃれな感じではなくて私好みの地味な店が多い。これはかなり得点が(私の中で)高いぞと思った。

しかし結論としては、今のところ私が住みたいのはやはり神保町界隈だと改めて思う。神保町、秋葉原、お茶の水、神田。この辺りが私には一番居心地がいいんだな、と今回別の街を散策してみて改めて感じたのである。ただ単に自分の興味や便利さだけでなく、自分が居心地がいいと思う空気も大事だと思う。それが改めてわかったのが今回の収穫であった。