きぬかつぎ

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ドラマシリーズの感想(前)・ダーク第2期

今週に限っては、金夜に家に帰ってゆっくりできなかった。

ダーク第2期がネットフリックスで配信されたからである。

私は個人的には1話ずつ見たかったのだが、誰かさんがそういうのはダメなタチで、5話まで見てしまった。

しかも助走付きである。つまり第1期の最終話を見てそのまま第2期に突入というやつである。

ちょっとネタバレありです。

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第1期の最終では主人公くんが別の時代に飛ばされてしまったところで終わる。それまでそこから来た人達にはあっていたものの、時代そのものは出てこなかった。

5話まで見た限りでは、飛ばされてしまった先の時代のことはあまり出てこなかった。もう既にこれ以上どうしようもない環境設定のせいもあるのだろうけど、大して紹介されないところが尚更物哀しい感じであった。

代わりに、というか加えてなのだけど、それとは別にもう一つの時代のことも登場する。その時代についてはもうちょい出てくるというか、印象に残る感じだった。個人的に驚いたのはその時代の服装とか街並みが思っていたのとかなり違うというところだった。ちょっと勉強不足だったかな、と少し反省。

出てくる時代が3つから5つに増えたばかりでなく、お話そのものもめちゃくちゃ複雑になってきた。正確には今までの謎が少しずつ解けてくるのだけど、一つ謎が解けるたびに新たな謎が出てくるというか、あれれ、じゃああのことはどうなってるん?という風になる。

というのも、いくつかの出来事が起こったばかりでなく、人間関係がものすごく複雑になっている様がどんどん明らかになるのだ。そして話をややこしくするのが同一人物が同じ時間に二人存在できるとという設定である。例えば、ある人物の前に未来から来たある人がやって来て、そのうち若い時代の自分が来るからこういうことを教えてやってほしいと頼むのである。言われた人はその通りにするわけなのだが、教えられた人は未来から来た自分があらかじめセッティングしておかなければその知識は得られなかったわけで、一体何が始まりなのか分からん、ということが結構あるのだ。それに何と言っても主人公くんが生まれたのだって彼の時代のある人物のタイムスリップが原因なのだ。それが起こらなければどんなにか良かったか、と彼自身が思っても、もし起こらなかったら彼自身が消滅してしまうと考えるとどうして良いか分からなくなるわけだ。そうして出来事が繰り返され何人かの人が循環していく。過去のことがきちんと起こるためには未来に過去へ干渉しなければならないし、ある人はある時間が来たら過去へ行かねばならない。または、ある人は一旦未来や過去へ行ってまた帰って来たりもする。その度に出来事に関与するというより自分自身も含めた人物に干渉したりもする。おかげで誰と誰がいつどこで会ったかを忘れてあれこの人何だったっけ?と悩むこともしばしばである。

さらに5話の最後では主人公くんが思いがけない人に会ってしまう。この人が誰の過去あるいは未来の姿なのか気になってはいたのだがこの人か!という新たな驚きであった。