きぬかつぎ

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移住に向けて節約しようと思い

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街中に住む、という以外全く当てのない我が家ではあるが、とりあえず先立つものはできるだけたくさん用意しておいて間違いない、ということで最近いきなり賢い主婦の真似を始めてみた。

恥ずかしながら共働きで忙しい時期が長かったので、節約よりとにかく仕事優先、多少出費があってもどうせ稼いでいるからあまり気にしなかったせいである。

もちろん当時は稼ぎをどこにどう預けても多少の利息は付いたからでもある。

今はそんなことはもう夢のような過去の話なので、昔の利息分とは言わないが、少しでも何か実質的な得をしようとするとポイントを避けて通り難い。

そういう意味では今日本でキャッシュレス決済で獲得できるポイントが注目されるのはすごく良くわかる。もっとも、際限なく高率のポイントを得られるシステムがあるとも思えないので、最終的にはそれなりにポイントが得られつつ、かつ便利の良いものが淘汰されるだろう。

話が逸れかけたので戻すことにする。

ドイツでもいろんな店でいろんなポイントカードを発行している。昔ながらのスタンプ式もあるしプラスチックカードを発行するところもある。でもチェーン店でも地域によって展開していないところもあるし、いくらお得にと言っても何十枚もカードを持って歩くのは流石に面倒すぎるし財布が財布じゃなくて名刺ボックスになってしまう。

なので基本的なところから着目しようと思った。

オフラインで以前から割と普及して女性中心に持っている人が多いのはペイバック・カードだろうと思う。

これは何十もの有名全国展開チェーン店でポイントが集められる汎用ポイントカードである。スーパーとかドラッグストアとかスポーツ用品店などのほか、電話会社なんてのもある。大抵の女性はは全国チェーンのスーパーとドラッグストアで買い物をするのでどうしても作りたくなってしまうものである。

このペイバック・カードはプラスチックカードとスマホアプリがあり、スマホアプリを入れておけば支払い時にQRコードをスマホで出してレジに設置されている読み取り機にかざすとポイントが貯まる。ポイントの割合は通常で1ユーロあたり1から2ポイントだが、時々発行されるクーポンを使うとポイントが何倍かになったりエクストラポイントが付く。オンラインでもスマホアプリ内にeクーポンというのがあるのでそれをアクティブにしておくと、クーポン有効期間内に買い物をすればコード読み取り後に自動的に計算してくれる。

たまったポイントは昔は商品と引き換えるのがメインだったが、今ではオンラインで数々のギフトカードと交換できる。アップルやスポティファイもあるし家電店のギフトカードなんかもある。もしルフトハンザのマイルを集めていれば、一対一でポイントをマイルと交換することもできる。マイルでアップグレードなんかを狙っている場合も使えるし、クレカ付きマイレージカードを持っている場合はクレカの年会費をマイルで払うことができる。

私はこれを利用しているので、クレカの年会費が実質ずっとタダになっている。クレカで買い物をして貯めたマイルとペイバックで貯めたポイントを合わせると結構な額になる。iCloudのストレージ代を払うのにもギフトカードを買っているので実質タダになっている。クレカの会費は現在月額制で4.58ユーロ、ストレージは月額0.99ユーロ。月額5.57ユーロは少なくとも賄えている。もちろん実際はもっと多く貯まっているが、これは時々アプリ購入用にギフトカードを買ったり猫のご飯を買っている通販のペットショップのギフトカードを買ったりして使っている。

が、世の中にはオフラインでは手に入らないものもある。

先ほどのペイバックでもオンラインショップのパートナーはあるのだが、そこで手に入らないものもある。

そこでアマゾンの出番である。

というか、我が家ではプライムで音楽とか映画とかも利用しているのだが、まあ一番便利なのはやはり小物買いであろう。リノベーションしていた時も部屋の電気のスイッチを付け替えるのにあのプラスチックのスイッチを買える店が思いつかずお世話になったし、野菜の種なんかも売っているから便利である。

で、こちらはまだ利用していないのだが、独自のクレカを使うと1ユーロの買い物で3ポイント付くということに今更気づいた。他の店で使うと1ユーロあたり0.5ポイントなのであまりお得ではないが、他の店ではマイルが貯まるカードを使えば良いので問題はない。

こちらのクレカは年会費無料らしいので、集めたポイントでお得に買い物ができるらしい。例えば年間1000ユーロの買い物をすれば3000ポイントになり、100ポイントが1ユーロ換算になるので30ユーロの買い物代金が節約できることになる。

ペイバックでクレカ会費など必要経費だけでも年間72ユーロ、アマゾンで30ユーロくらいの節約ができるとすれば年間100ユーロ得することはできる。節約の度合いはかなり低いけれど、ないよりはマシである。