きぬかつぎ

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マンガの感想・デキる猫は今日も憂鬱 30缶め

ここのところ続いていた社員旅行のクライマックスとなるか?という30缶め。

ちょっとネタバレありです。

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サクも社交上止むを得ず参加した社員旅行で、私が個人的に期待していた部長がついに登場。

しかもサクがかなり酔っ払ったところにさりげなくフォローに入った感じである。そういえば遊園地行きもそうだけど、この人は何も狙っていないようで実はしっかりサクをマークしているのでは?と思うのは私だけであろうか。

でも、そんな好機が訪れたにも関わらず、サクは事情により実は泥酔していたのであった。

本来ならいかんよそういうのは、とおばさんらしく思ってしまうのだけど、この日のサクの気持ちを考えるととてもそうは言えない私であった。諭吉は全くてのかからない、というかむしろサクの方が毎日世話になっているとも言えるのだけど、猫と離れるとすぐ恋しくなってしまう気持ちはものすごくよくわかる。まあそれは犬でも小鳥でも同じではあろうけど。

それでまた無意識のうちに部長の世話になってしまうサクであった。前回の時はめっちゃ迷惑だったろうけど、今回彼がどう思ったかは気になるところである。常にクール顔らしく義務を果たした顔しかしていなかったけれど、心のうちはどうだったのか。遊園地に一緒に行った仲でもあるし、彼も実家に黒猫が居たからおそらく猫が好きなのだろうと思うし、少なくとも彼の方では他の同僚上司部下たちより一歩踏み込んだ仲だと思っている感じはしたのだが。そしてあんな風に連れて帰るのも仕方なかったとはいえ将来を暗示しているような。

とはいうものの、相手のサクはといえばそれどころじゃないのであった。そして酔いに任せて電話までかけてしまうのだが、その時の諭吉が猫ばばあにはありがたすぎる反応をしてくれて、思わず涙を拭いつつ何度も読み返してしまった。考えてみれば普通の猫は電話に出ないけれど、それでも諭吉の反応がすごく猫らしくて、こんな風にされたら下僕冥利に尽きる。

部長とはちょっと残念だったけどそれにお釣りが来るくらい良いシーンだった。堪能できた。