マンガの感想・デキる猫は今日も憂鬱 29缶め
待ちに待った社員旅行の顛末その1(だろうと思う)。
ネタバレちょっとありです。
最初のシーンは旅行に出てってる側であった。
てっきり私もサクが預かってきたリストは水族館の時みたいに諭吉の欲しいものなんだとばかり思っていた。
あるいは後でお弁当とかつまみに出せるようなご当地グルメとか。
ところがそうじゃなかったのである。
人間の家族でもこんな気遣いはできないわ、というような気遣いのリストだったのだ。
それはそれでドラマとしてはホロっとくるところなのだけど。
これは猫のマンガだからこれだけじゃあダメだよな、と猫ババアである私は思った。猫のようなエゴが毛皮着てるような生き物がこんなにデキすぎていて良いわけがない。
などと思いながら次のシーンへ行くと今度はお留守番側のお話であった。
最初のうちは好きなことを好きなだけ満喫する諭吉であったが、終わってふとタンスを開けて諭吉が思わず取ってしまった行動はまさに家猫。
ここで猫ババアの涙腺がついに緩んでしまったのである。ああこういうところ見ちゃうと本当に家に超特急で帰って猫を抱きしめたくなってしまうのである。まあうちの猫たちだったらそんなことしたらこっちが血まみれになるだろうし、諭吉もきっとヘッドロックでも固めてくれるんだろうけど。
そしてお話はさらに進んで諭吉の日課のお話。といってもサクがいないからいつもどおりではない。それなのに思わずいろんなことをついついやってしまいそうになったり、いつもと違うので調子が狂いまくったり。いつも会う人にまでいつもと違うことを知られてしまうくらいだったり。
諭吉のやることなすことの9割は猫のものではないけれど、残りの1割がすごく猫らしくて、それで猫ババアの私はやっぱり可愛く思ってしまうのであった。