マンガの感想・薬屋のひとりごと 3〜5
昨夜は生唐辛子ショックで夕食後は顔を洗って(唐辛子の汁がついてるかもしれないし)歯を磨いてとりあえず横になることしかできなかった。
こういう時ベッドの前にテレビが鎮座していると便利である。
幾つか動画を見てから寝ようと思った。
しかしショックのせいかなかなか寝られず、仕方なく自分へのお見舞い代わりにお預けにしていた薬屋のひとりごとの続刊を購入したのであった。
こういう状況だから北斗の拳とか男塾みたいなのを読んだほうがよかったのかもしれないけれど、怒る気にもなれないくらい疲労していた。
というわけで優しい作品へ。
3〜5巻も期待に十分答えてくれる面白さであった。
無垢なようでいて実は全然そんなことない小猫が面白い。あんな外見でいていろんな意味でいろんなことを知っている、そのギャップがまた良い。でもその割に自分のことになると薬以外には興味がないというか、自分には関係ないと割り切っているらしい。
だから尚更誰かさんが惹かれてしまうのかもしれない。
次々出てくる謎解きの数々も楽しめるが、隙あらばにじり寄ってくる壬氏とのやりとりもおばさんとしてはとても楽しめた。策士のようでいて小猫に対しては意識しすぎなのかあまりうまく立ち回れないらしいところが可愛い。壬氏といえば、なんか似てるな、と思った人と実は本当に血が繋がっていたのかもしれないというお話。その経緯が今後どう出てくるかが楽しみである。
そしてもちろん小猫と任氏の間がどうなっていくかも楽しみだ。花街での偶然の出会いシーンはこの5巻の中でかなりの高位にランクインすると思う(個人的に)。
そればかりでなく、今までは話の中にしか出てこなかった花街の人たち、特におやじが実際に出てきたり、宮廷のある人がすっかり花街の虜になって通いだすようになったり、皇帝が実はあれこれ企んでるみたいだったり、というあたりも出てきて話がさらに面白くなってきた。