マンガの感想・酒と恋は酔って然るべき
(過去分の再投稿)
洗濯などというロマンのかけらもない家事をそそくさと終え、早速読了。
予想通り楽しめたのだった。
ただ一つ予想外れだった、というか私の勘違いだったのが、これが一冊読みきりではなくて単行本第1巻目だったということ。分冊だった6巻合わせて単行本一冊だったのだ。
なので当然話は全然終わっておらず、とっても続きの気になる展開で1巻目終了。2巻目は来年2月に発売になるらしい。とっても楽しみである。
ここからちっとネタバレありです。
まずまず、主人公が若い子扱いしてたから結構年が離れてるんだろうなあと思ったら年下君は27歳とのこと。彼女と5歳違う。私個人的に年の差は5歳くらいまでが違和感ないかなあと思っているのでまさにああこれこれ、と喜んでしまった。年齢で恋愛をするわけではないけれど。
酒について愛情たっぷりなのがストーリーにも番外編にもなみなみとあふれていたこと。私は今では日本酒大好きおばさんだけど飲むようになったのはここ10年くらいなので、豆知識類も読んでいてとても楽しいし参考になる。
年下君が猫を飼っていること。主人公が割と犬っぽいストレートな感じなのに年下君は結構何を考えているのかわからない猫っぽい性格で、さすが猫飼い〜と思ってしまった。
そしてストーリーの方はお約束のちょっとしたすれ違いが重なったりライバルが出現したり、毎回あーもう、とやきもきする一方、何を考えているのかわからないようでいて案外すぐ主人公に寄って行ってしまう年下君の行動がまたいい感じである。最初からいきなり家に行っちゃうのもかなり大胆だと思うし、主人公が飲み会で酒に感動して涙を流していると心配するかのように隣に座ったり。飲み会で誰の隣でどんな展開で、なんてもう四半世紀くらい考えたことのなかったおばさんにはとてもドキドキするシーンだった。
でもその割には好きだけどそうじゃないんだよなという発言が出たり、最後の方では主人公の友人女性からの情報でライバルがさっさと彼に告白してしかもOKが出たらしいとのこと。まだ始まったばかりだから当たり前なんだけど、結構波乱万丈にもなっている。どうか誤解であってほしいものである。思わせぶりで焦らすのはいいけど寄り道はいかんのである。
続巻がとても楽しみだ。