きぬかつぎ

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なんかよくわからないコンセプト

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今朝は忙しかったのでよく聞いていなかったけれど、フライデー・フォー・フューチャーの中心人物となっている少女が帆船で移動してどこかのコンファレンスに出席するらしい、という話を小耳に挟んだ。

行き先は大西洋の向こう側、ニューヨークだそうである。

前にどこかに行ったときは電車を乗り継いで行ったんだったと思う。

その行動自体はいいのだけど、働くおばさんである私にはなんか違和感がなくもない。

今時多くのビジネス・コンファレンスが電話とかビデオ会議になっているのに、なんでよりによって環境保護を強く訴える人が物理的に出かけていかねばならないのか、という疑問である。どう見積もっても、どこかに出かけるということ自体が直接・間接的に余計な二酸化炭素排出の原因になる。

キャンペーンとしては確かに効果的だと思う。船はレース用に特化された極めて限定的な設備であるらしい。大実業家の令嬢が豪華客船でなく不便なレース用帆船に乗る、ということ自体がいい宣伝になるのであろう。

ただし、同乗するのは父上の他はその道のプロばかりだという。普通の人がお目にかかれないような人ばかりのようである。今回はキャンペーンだから宣伝を兼ねていろんな人が協力してくれているのだろう。

でも、今回のことで船に同乗する人、その他の協力者、多くの人が「余計な」エネルギーを使うことになったことは確かだ。遠隔会議の利点はこうした余計なことを節約できることにある。彼女がこのキャンペーンをやると言ったがために多くの人とロケーションに本来なら不要だった二酸化炭素を排出させていることは確かだと思う。なんじゃこりゃ、と思う。彼女がビデオで会議に出席する、と言ったってそれなりに宣伝効果はあったんじゃないかと思うのだけれど。