マンガの感想・ゲーム脳カップル第1巻

怖いマンガの試し読みをしてしまったので慄いた神経を温めるために買ったばかりのこの作品を読んでみた。

ちょっとネタバレありです。

付き合いだしてばかりのカップルの話。結構な度数のゲーム脳な二人な故の普通とちょっと違うおつきあいの様子がゲームをあまりやらない人には多分新鮮と思われる。ゲーム脳な人にはあるあるかもしれないし、相棒が同じ種類の人間でない人には羨ましいのかもしれない。

とにかくどこへ行っても行かなくても四六時中ゲームネタが出てくる。そしてよく一緒に遊んでもいる。うちなんかは2人ともゲームやるしアニメも見るけどいつも別志向なのでゲーム機はいつも2台必要でテレビも2台買わねばならないとだから仲良く遊んでいる2人はすごいなあと思う。経済的だし身も心も(くっついて座ってるから)あったまる感じがする。

でもそうは言ってもいい年頃の二人なわけだから、ゲーム合宿でゲームだけなんかい？と驚いているうちに1巻終了してしまった。某オタクカップルマンガをどうしても思い出してしまう。あちらの場合2人に加えて強烈な年上カップルと更に強豪な年下カップルもいて、ストーリーにも飽きが来ない設定になっている。この作品はああいうインパクトはないと思うが、2人が自分の気持ちをすでにちゃんとわかっているという点が強みである。お互いに相手のことを恐々伺うのではなく(そういう段階もまた醍醐味でもあるけれど)、自分にとって相手がどういう存在かを分かっている。次巻からこの関係がどうレベルアップして行くかが(ゲームだけに)作品の見せ所だと思った。