きぬかつぎ

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紙の雑誌と書籍とうちの周りの店の話

九州と中国地方で雑誌と書籍の発売が来月から今より1日遅れるらしいと聞いた。

恥ずかしながら今現在でも発売日から2〜3日遅れて発売される地域があることを知らなかった。

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本屋もタバコ屋もない村に住んでいるので早いうちから紙の媒体に頼ることをやめてしまったからである。電子書籍だと設定しておけば発売日に配信されるから、店のない村に住んでいても発売日の朝に雑誌が読める。私の場合は老眼の進行や新聞のインクに鼻が反応する、古い本を手にすると手が痒くなりがち、などという健康上の理由が一番だけれど、他の人の場合はいちいち車に乗って結構な距離を走って最寄りの本屋まで行くのが煩わしいとか、せっかく行っても売り切れとか予定外の入荷遅れとかそういうがっかりを味わうのにうんざりしたのもあるようだ。雑誌の売り切れはあまりないかもしれないが、諸事情で突然入荷が遅れたりすると週刊誌などは特に腹立たしいだろう。

うちの駅から街に向かう電車に乗る人たちも昔はみんな紙の新聞や雑誌を手にしていたものだったが、今ではほとんど見かけない。車両の中でも紙の新聞を広げる人は月に2、3人くらいしか見かけなくなった。大体がスマホかタブレット、あるいはノートブックを広げている。

それで考えてみたのだけれど、うちの辺りで本屋が減ったかというと実はそうでもない。

うちから一番近い小さな本屋はまだある。ただし売り場面積のうち文房具の占める割合がかなり増えた。前は6対4で本の方が多かったのが、今では逆になっているけれど。子供用の本とかベストセラー、旅行ガイドなんかが目につく感じがするのでそのほかの分野が削られたのかもしれない。

昔よく利用していた本屋はもっと離れていて大きめの街の中にあり、新宿の某書店みたいに建物全体が本屋になっている。ここもまだある。ここの品揃えは変わっていないと思う。少し前に行った時は専門書もちゃんとたくさん置いていたし、マイナー系もあった。

うちの辺りでなくなったのはよろず屋系の店だ。雑誌とタバコとガムとかキャンディ、ちょっとした文具などを売っていたのだが経営者が何人か代わってもうまくいかなかったらしい。それが雑誌のせいなのか他に理由があったのかはわからないが。

別の方角にあった同様の店は、今や宅配便の取次センターみたいになっている。一応雑誌とかガムとか置いてあるのだけど、事実上配送業各社の返品物を引き受けたり、店頭預かりの物を引き渡したりするのに忙しい感じだ。返品のために最近も何度か訪れたのだが、店に入ってきた人たちで何かを買っていたのは実は配送屋さん自身だけで、立ち寄ったついでにガムかなんかを買っていただけだった。

まあうちの辺りはあまりにもインフラが乏しいのでなんの参考にもならない気がするけれど。