マンガの感想・ゴーストハンター

（過去分の再投稿）

ネタバレ多少ありです。

私は小学生の時に高階良子に出会ってしまったので、ホラーというのはイケメンが出て来て目が潤むようなのが大好きである。化石の島などなど。

このシリーズにも謎のイケメン少年が出てくるので割と期待してしまった。もしかして、もしかしてこの後〜云々。

期待しすぎたせいか、残念ながら割と健全なムードで終わってしまってとても残念である。どうして彼女の夢にあの少年が出て来たのかという理由はとても興味深かったけれど。

とはいうものの、ホラーとしては全話それぞれに面白かった。校舎のホラーと人形のホラーというのはどうしてこんなに怖いのか。ワンパタだとわかっていてもやっぱり怖い。いやいや今回は大丈夫でしょ、と自分で言い聞かせながら読んでもつい怖くなってしまったのであった。我が妹は猫が怖いと未だに言うのだけれど、猫が怖いのは猫の空腹時だけである。何を考えているかわからないのは確かにそうなのだけど、同じ哺乳類同士だから全くわからないこともない。人形はそれが可愛いぬいぐるみであっても、生き物ですらないので何を思っているのかわからなくて怖い。誰かが憑いていたとしても、それは大体もう人間ではなくなっているので。今回のシリーズでもそのことを改めて感じたのであった。