きぬかつぎ

マンガ、小説、アニメ、ゲーム、音楽、酒、食、旅、仮想通貨取引や猫と日常生活のこと。

日曜の午後

(過去分の再投稿)

今日も目が覚めたら10時過ぎ。

何度か猫に蹂躙された後起きた。

夫がまた車選びの話を始めたので一喝。

どこにも行く気がないのにそんな車買うのはもったいないじゃない、と。

つまり、今でもドライブが比較的楽しい車を持っているのだが、どこに行こうと言っても興味がないか頭が痛いと言ってお流れになることが多い。前は率先してあちこち行っていたのに。本人曰くネットで見られるんだからどこに言っても同じなんだと。だったら車をだってシュミレーターで十分じゃない、と言うとそれは変えられないものなんだそうだ。しかしそれを言うなら外出するのだって同じである。

次にはおそらく猫が家にいるから出られない、と言い出すことだろう。うちの猫たちがそんなに我々を恋しがるとは思えないが。せいぜい半熟玉子を作ってくれる人がいないので恋しがるくらいだ。それにたまの外出以外はずっと家にいるのだし。

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乗りもしない車に何百万円も出すならバルコニーを増築した方がよっぽどマシよ、とまた蒸し返すと、猫用のデッキくらいでいいだろ、とまた言う。これもいつも口だけだ。実現不可能ではないのだが本人のやる気が全くない。どうすればいいのかわからない、高所恐怖症、云々と言い訳。私は梯子に登っても平気なのだが一人で建材を持って上がるわけにはいかない。家の中の改装も最終の最終作業がまだ終わっていないし。その割に今は庭のキウイの収穫に行っている。高いところが苦手でもこれはいいらしい。猫用バルコニーの高さと変わらないのに。

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とプンプンしていたら寝ていた猫が起きてきてゴロゴロすり寄ってきた。

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お腹を撫でていたら寝入ってしまった。やっぱり眠かったのだろう。でも一人でムカついている人間を見て気の毒に思ってなだめに来てくれたに違いない。

今朝はそれで険悪な雰囲気になった後、夫がポツリともう自分は終わってるんだ、新しいことを始めるにも遅すぎる、などと言い出した。どこの厨二病のセリフなのか。

気持ちは少しは分からなくもないけれど、まだ50歳前で終わられてはたまらない。だから私は今温めている移住計画を実行に移したいんだ、と言ってやった。周りにちらほらいるようにあちこちにせっせと旅行に行くのも悪くなさそうだけど、この家にいる限りは多分それもダメだという気がする。何というか、家に強い磁力があってなかなか離してもらえない、とでもいうような。私は町まで仕事に行くのでこの環境から抜け出す機会があるが、家の近くに職場がある夫は言ってみれば家につながれているようなものだ。義母の言いなりに家のことばかり優先して、余暇の半分は使っている。残りの半分はテレビの前でストリーミングを見るばかり。義母がいなくなる頃にはこっちもすっかり老いさらばえてしまう。年がというより精神的に、である。

なので移住計画を立てているわけだ。義母を一人にしては置けないだろうけど、その頃にはいろいろ目処がついているようにしたいのである。私が仕事の関係で転勤となるなら今すぐにだって出たいくらいだけど。今なら猫たちもまだ5歳で若いからか環境の変化にも慣れるだろうし。

移住の話をまた持ち出したことで、険悪な雰囲気は少し和らいだ。多分彼もこのままではいけないと心の底では思っているのだろう。だけど親には逆らえないし振り切っていくチャンスも見えない。それが今のデプレッシブ状態につながっているのかもしれない。趣味が合いそうな人と会うにもチャンスがほとんどない。仮にネットで知り合っても田舎だから気軽に会うのは無理で、かなり前から用意しておかねばならない。そういえば何かの都合でドタキャンが続いたことがあった。これが町中だったら気晴らしにどこかへいくとか、他に誰かに会うとかできるのだがここではそうもいかない。

だから移住は我々両方とも徒歩で買い物のみならず他のこともできる環境がいいと思っている。問題はいつ、どこで、どのように実行するかである。