一緒に出勤してくれる猫
今日はドイツの新規感染者数が6千台後半となり、どこかのニュースでは7千を超えた、という報道もあったらしい。
数え方の正確性はともかく、相対的に見て先週、先々週などから見るとあっという間だった。
近隣諸国というか欧州大陸のほとんどと比べるとまだまだ落ち着いている方なのだが、それでもこれだけ急増してくると流石に心配になってくる。
でもみんなが一番不安に思っているのは実はルールが地域によって異なること。どこで何が禁止なのか、制限の差があるのか、自分の住んでいる土地を離れると理解に苦しむところだ。
もちろんネットで検索すればいいのだけれど、買い物や食事、どこかに行かなければならない時にいちいちその土地や通過する地域のことを調べるのは煩わしい。それに今このルールだからと言って明日もそうとは限らないのだ。
というわけで天候と共に人々の表情もだんだん暗くなってきているような感じがする。
唯一の楽しみはうちの猫が一緒に仕事部屋に来てくれること。私が朝屋根裏に上がっていくともう部屋にいるか、後から来て扉の向こうからにゃーにゃー鳴いて中に入れろと催促してくること。寒いので中に入れて扉を閉めてもだいたい半日くらい寝袋の上で寝ている。デスクの上の画面が増えてしまったので丸見えではないのだが、ちょっと気分転換がしたくなった時に1メートル横にずれると目の前で猫が寝ていて、ものすごく和むのだ。
半日くらい経つとトイレに行きたくなったりお腹が空いたりして部屋から出せと扉の前に座り、扉を開けると出ていく。その後戻ってくる時もあるが、私が店じまいをして下に降りていくと一緒に降りてくる。
ぴったりそばにくっついてくるわけではないが、さりげなく一緒にいてくれるのがとても嬉しい。