きぬかつぎ

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マンガの感想・元カレが腐男子になっておりまして。 1-3巻

まとめ買いしたホーンテッド・キャンパスを読んだ後に恐怖を和らげるための柔軟剤?を探していて買った。

ちょっとネタバレありです。

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オーエルと同人作家という二股の草鞋を履く女性二人の苦労話である・・・

などという紹介文を思いついてしまった。

実際のストーリーから大きくは離れていないと思う。ただし、苦労しているのは締め切りではなく恋の方。一人は元カレ、もう一人は人生初めての恋という。

設定的にどうしてもヲタ恋と比較というか連想というかしてしまいがちで自分でも困ってしまうけれど、共通点が多いから仕方ない。それでも買ってしまったのはこういうのが自分でも好きだからだろう。こういう風に元カレに再会したりとか、こういう風にダブルデート飲み会とか、こういう風に元カレにあらためて恋したりとか、いいねえ、と思ってしまう。そしてそれが私にもわかる世界の人たちのことだ、というのがまたいいんだと思う。主人公と元カレが二人で舞台を観に行った時、周りの雰囲気がまずくなりかけたのを察知した彼女の方が彼のことをさりげなく庇うシーンなんかはこういう設定ならではの楽しみだ。

対して主人公の親友に(多分)できる初めての恋人の方はまるで70年代の少女マンガみたいで、作品の大部分とちょっと釣り合わない気がしなくもない。金髪長身の美青年てどこのイタリア?などと思ったり、喋り方こんなにはならんだろ、昔のサイボーグ009の006の人じゃないんだぜ、と思ったり。他の部分が結構現実にもあることだったりするので尚更その差が顕著に見えてしまう。まあでも、主人公の親友の生まれて初めての恋の相手としては最適解(森先生が好きなのでついこの言葉を使ってしまう)ではあると思う。ストレートに話しても良くて、というかそうしないと誤解されちゃうし、異様に恥じらっている姿を可愛くも思える相手なんてそうそういないだろう。

今気がついたのだが、本来の購入目的を忘れてホーンテッド・キャンパスを読む前にこっちを読んでしまった・・