きぬかつぎ

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マンガの感想・妄想処刑人 不治よしこ(3)

クリスマスイブの日。

うちは関係ないので夫はCOD、私はよっちゃんを堪能。

ちょっとネタバレありです。深い意味はないけど雄猫二匹のシンクロ写真。

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前巻で理事長に妄想禁止を言い渡されてしまったよっちゃん。

頭ではわかるけど体が、、的な格闘の日々が続くことになってしまった。

よっちゃんのことを陰から見守る同僚たちは、この状況をものすごく誤解していた。

よりによってよっちゃんが理事長に恋していると思われてしまったのだった。まあ確かにあの意識の仕方では当然と言えば当然だが。

そして理事長からの目力圧力のせいで、よっちゃんはどんどん具合が悪くなり、ついにリアルで影響が出てしまった。いつもは妄想から入って現実を罰する?ので、妄想ができなくなって処刑人になれなくなった。可哀想なよっちゃん。。

それで落ち込みついに倒れてしまうよっちゃんを、すかさずフォローに走ったのがなんとあの神田先生で、当然ながらカチンときた理事長が間に割って入った。普通の少女マンガだったら引く手数多に見えるけど、この場合は誠に複雑な展開である。多分神田先生はよっちゃんのことを本当に好ましいと思っていて、理事長はそれがわかるので尚更憤慨してしまい、よっちゃんは神田先生が推しだから嬉しくないわけはないけれど理事長と絡み合うのがまた腐女子としては最高のご馳走なのでそれも堪能したいし、というところだろう。

倒れたよっちゃんはそこから過去シーンへ行き、腐女神様のお告げを聞いたり王子くんがスーパー・攻様認定されるまでのお話になる。王子くんちは結構大変なことになっていて、よっちゃんの妄想から入った活躍でめでたくおさまったのであった。

そして再び目覚めてから、よっちゃんは理事長と一応和解?する。妄想禁止は相変わらずなのだけど、少なくとも理事長の気持ちをわかっていることは伝えられたし、理事長の敵ではないと言うことができた。うーん、ちょっともったいなくはあるけど。

それからは少しずつ調子を取り戻してきて、2人目のスーパー・攻様五里くんの認定事件を思い出したり、それから3人目の山田くんに相談を持ちかけられて山田くんとの覆面エピソード?を思い出したりしたのであった。山田くんの相談は何だったのか出る前に3巻目はお終いになってしまって残念だが、きっとあの時のことに関係があるに違いない。今の時代結構ありそうなお話で笑えるような、笑えないような話だった。いやもちろん面白かったのだけど、現実に自分にこんなことがあったら自我が保てる気がしない。

その後、よっちゃんは山田くんとのことから思い立ち、理事長へ自分の決意を告げに行った。理事長は案外素直にわかってくれて、これでよしと思ったところ、今度は廊下で新たな場面を目撃してしまい、なんかまた雲行きが怪しくなってしまったのであった。普通に考えれば単なる偶然なんだろうけど、恋する人たちが見るとそう簡単にはいかないものである。

山田くんの相談事も気になるし、神田先生のヴィジョンとか本心はまだ一度も紹介されていない。どうなるんじゃ〜と次巻が楽しみである。

 

妄想処刑人 不治よしこ(4)の感想はこちら

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