きぬかつぎ

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マンガの感想・腐男子家族13話

今回は割と奥の深い?テーマであった腐男子家族。

といっても超特殊な奥の深さであって一般的な問題というわけではない(と思う)。

ちょっとネタバレありです。

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普通の生活を営みつつ、仕事や学校以外の時間は極めて特殊な世界に生きる父が、今回は結構ダメージを受けて登場する。

何かと思えばものすごく悲しいことが(二次元で)あったからだった。

よく見ると服装までいつもと違う。こんなことまでしてしまうなんてなかなかお茶目な人である。

でも本人は極めて真面目に受け止めていて、子供達に対処を相談までしてしまう始末である。さすが家族が一つのことに熱中していると違うなあ、などと羨んでしまうおばさんであった。

で、相談を受けて子供達もいろいろ考えたりして、それぞれ違う考えを持っていることがわかる。

私はちなみに弟くんのタイプである。作品があまりにも受け入れがたい流れになってくると自分なりに考え出してみたりする。そういえばそんな題材の話がダンタリアンの書架にもあった。あんなにファナティックにはならないけれど、少なくとも自分の中ではいやいやこんなはずない、こうなるはず、なーんて思ったりする。心が狭いし脆いので正面から向き合ったりできないのだ。

でも兄貴くんみたいなのもいいだろうとは思う。自分には心情的に無理だとしても、もうちょっと心が広かったらこういう選択肢もあるよなあ、と思う。

なかなか奥の深いテーマである。

で、父がようやく心の傷を癒した頃、例の後輩くんがいよいよ積極的になってきたのであった。本来ならここで気づいたらトクン、となるべきなんだろうけど、誤解からの成り行きゆえに父はここで代わりにサーっと青くなってしまう。こうやってあわあわしてるところもなかなか可愛い。

そういえば映画館というのは私の若い頃はデートの定番だったけれど、これだけストリーミングのチャンネルが増えた今、まだ現実でも定番のままなのであろうか。しかし考えてみると初めてデートするのに家に呼んでストリーミングで一緒に見る、というのも結構誘いにくい気がする。そういう意味ではまだ映画館もその辺の利用価値はあるよなあ、などと思ってしまった。