保冷剤と過ごす夜
ひたすら暑い。
猫たちのうち1匹はハードケースの保冷剤の前足と顎を乗せて涼んだりするのだが、もう1匹はあまりやらない。でも暑いから呼吸も荒くなりがちである。心配なので近くに置いて少しでも冷気が行くようにしたりしている。
人間は一つしかない扇風機に頼るしかないが夫が居間で大音量でアニメを見ながら扇風機にあたっていて、涼みたければ来ればいいじゃない、的なスタンスになっている。
しかし正直言って大音量は暑苦しいしアニメを見る気にすらならないのである。
ぐったりと寝室で横になろうとしたら、ふと聞いていたあることを思い出した。
それが保冷剤の利用である。
猫には包んでいるタオルの上から爪を立てても壊れないハードケース型をあげているが、うちには柔らかい容器入りの保冷剤もあったのだ。
試しにタオルに包んで頭を載せてみたらかなり冷える。
そういえば熱が出たりするとやっているわけだが、あまりに暑くてそんなことも忘れていた。
今夜は猫も私も保冷剤と過ごす夜である。