マンガの感想・となりの妖怪さん 第1巻
今日は風邪で調子が悪いのを理由に、週末に買おうと思っていたまとめ買いを実行した。
どの作品も楽しみだったけど一番目に手が出たのがとなりの妖怪さん。
読んでみて思ったよりずっと危険な作品だと思った。
ちょっとネタバレありです。
この作品はとある家猫が猫又になったところから始まる。
ここの世界には人間も妖怪も普通に暮らしていて、猫又という存在も珍しくはない。
なんだけど、猫を飼っていると長く生きてくれてそれから猫又になってでも一緒に暮らしたいなんていう気持ちが少なからずある人もいたりして、私もチューハイ10杯分くらいの戯言だとわかっていてもそうなったらいいのになあ、と思ったりする。
そういう人がこの作品を読むとすごく危ない。少なくとも私はただでさえ猫のことになると涙腺が緩むので1冊読んでいる間に3リットルくらいは涙が出た。ぶちおがちょっとずつ新しい世界に馴染んでいきながら、昔のこともやっぱりよく覚えているところ。そのゆっくりした反芻がまた泣けてしまうのである。電車の中で読んでたらきっと周りのたちが変に思うに違いない。なのですごく危険なのである。家でもあんまり泣いてるとやっぱり流石に変に思われるかもしれないから一人でこっそり読むのがいいと思う。ちなみにうちの猫たちは私が泣いていても特に気にしないので猫はいても大丈夫である。
本当はこの作品はぶちおだけでなく他にもたくさん個性的な人や妖怪さんたちが出てきていろんなことが起きるなかなか充実したお話なのだが、個人的にはやはりぶちおにばかり目が行ってしまった。
これからどんなことを体験してどんな猫又になっていくのか、楽しみである。