マンガの感想・日々是れ尊いネコマタ荘 第1巻

今月は猫マンガ三昧である。

この作品も名の通り猫又が出てくるお話である。

うちの猫たちには猛暑を少しでも和らげられるよう冷却剤をタオルに挟んだもの。

腹が毛深い方の猫は一応活用してくれている。それを横目で見ながらマンガ読了。

ちょっとネタバレありです。

こちらのお話は猫又が大家さんをやっているアパートに入った女子大生のお話。どうやら過去に二人の間には何かあったらしいのだけど、詳しくはまだ出てこない。まずはどんな風に彼女が入居することになったか、というお話が出てくる。アパートは大家さんのみならず猫だらけで、猫又ではないが不思議な力を持つ猫さんのお話はちょっと笑えた。ぬいぐるみが出てくる話はちょっと悲しいのだけどとても良かった。女の子は猫好きなだけでなく良くも悪くも趣味に熱中しすぎるタイプで、彼女の偏った趣向の日常生活とそれにちょっと引きながら翻弄されていく猫又大家さんとその仲間たちのやりとりが読んでいてとても楽しい。不思議な能力を持つ猫さんとか、猫又の化ける能力を自分の妄想の現実化に使わせちゃうなんてさすがオタクだ。暗い過去の秘密も含めて続きが早く読みたい。

あとがきを読んで初めて知ったのだけど、作者さんはペット禁止のマンションにお住まいだそうである。それなのに猫たちの絵がとてもリアリスティックで綺麗で、まるでそばにいる猫を観察して描いたみたいでとても驚いた。