きぬかつぎ

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マンガの感想・30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい第1〜2巻

月ごとのまとめ買いとは別腹で買ってしまった2冊。

正直こんなおばさんでもタイトルがハードル高い気がして買えないでいた。電子書籍だと誰も見てないんだけどなんとなく。

ところが第2巻が最近出たので試し読みしたら、キュンとした拍子に買ってしまっていた。

そして今宵は明日が休みなのをいいことに白ワインとともにあっという間に読み終えた。

ちょっとネタバレありです。

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そういえばうちも雄猫2匹なんだった。

この作品では、ごくごくありがちな会社員生活のごくごくありがちな出来事ばかりが題材に次から次へと出てくる。

押し付け残業、取引先とのトラブル、行きたくもない飲み会、強制参加の社員旅行、云々。

それなのにそこに好きな人ができてしまうだけで、毎日があっという間にカラフルで一瞬毎に一喜一憂できてしまう。

そういう瞬間ばかりをすごく上手く描いていてめちゃキュンとし通しであった。

30歳といったって大卒だったら社会人8年生。まだまだ学生とあんまり変わらない(おばさんにとっては)。学生時代の延長みたいな感覚で、でももう社会人だし、という間を行ったり来たりしている2人がとても可愛い。自分が社内恋愛をしたことがないので羨ましいとかまで思ってしまった。今まで社内恋愛のマンガはたくさん読んだけどなぜかこの作品が感動した気がする。

しかもこの作品ではもうひとカップル出てきて、そっちもすごく可愛い。ああこんな展開いいわ〜と唸るくらいである。

1巻では始まった恋模様というかきっかけは2巻でさらにエスカレートしていくのだが、いきなりガバッといくのではなくて三寒四温的なスピードにとどまる、と思ったら最後のところで強い味方が登場。事態は少女マンガ的に飛躍してちょっと嬉しいサプライズであった。

3巻を今から予約したいくらいである。