うちの芝生で養われた卵

お向かいさんが鶏を3羽飼っている。2羽が雌鶏1羽が雄鶏である。

鶏の飼育についてはよく知らないが、いつも雑穀のようなものをあげているのかな、と思ったら（<<教養不足）、芝生を刈ってそれをあげたりもしているそうである。考えて見たら前に彼らが囲いから脱走して近所中歩き回っていた時はうちの庭でもよく何かをつついていたから、彼らの栄養は卵に至るまで結構な部分がうちの庭の植物から成っている、とも言える。

うちは芝生面積が多分100m2くらいあるので、刈ると結構な量の芝が集まる。そこに目をつけたのが（？）お向かいさん。うちの芝ゴミを引き取ってくれるというのである。

で、代わりにいただいたのが卵。超オーソドックスな取引である。

雌鶏が2羽いるからか茶色の卵と白い卵をいただいた。茶色はスーパーとか農場で買えるものと全く変わらないが、白い卵は色がちょっとくすんでいるような感じである。普段買えるの方の卵がきれいに洗ってあるのであろうか、それとも単なる個性なのかわからないがとにかく真っ白ではない。

他には特にいつもと違う点はないので観察はそれくらいにして、今日は全部ゆで卵にした。新鮮なんだから生卵で食べたかったけど、念のためゆで卵器に入れて半熟にした。２つは途中で殻が割れて白身が出てしまったのだけど、いつもと違ってゆで卵器にこびりつかなかった。卵を持ち上げたら白身が全部一緒についてきた。

これが新鮮な卵というものかな、などと思ったり。

いつもよりちょっと黄身がこってりしていて白身がいつもより美味しかった気がする。いつもの卵はおそらく配送の関係でかなり冷やしてあるのだろうと思う。そうだとすれば、半熟にした場合中の方の白身まで熱が十分に行き届かないで黄身の近くの白身がどろっとするのではないだろうか、と想像する。頂き物の方はそんなに冷やしていないので同じように調理しても熱が行き渡ってプリッとするのかもしれない。

味の方は大きく違うとは思わなかったけれどいつもよりちょっとこってりしていたような感じ。