もらえるもの
とあるところで大規模な山火事への緊急援助を断るという話が出ているみたいである。
確かに植民地みたいだといえばまあそうかなとも思う。
だがかといって金が十分にあるわけではないそうである。
となるとただもう燃やし尽くすしかないのか。
こういう対応だと、燃やした後の土地は農地にしてもいい法律になっているそうなので、それをすでに分配しちゃってるのだなと勘ぐらざるを得ない。
折しもベジタリアンブームで大豆の需要が増えており、かといって家畜の餌の分を減らすわけにもいかないから農地を増やして儲けよう、ということかもしれない。
もうしばらくすれば焼けた土地に起こることでそれが明らかになる。
でもその国の法律で違法でなければ誰にも止められない。
かくしてアポカリプスのシナリオができてしまうというわけだ。
本当に消したいと思っているなら援助を素直に受け取ればいいわけで、そうしないということがいかにもという感じで嫌な感じである。
しかも、焼け跡を分配するとしたら何も持っていない貧しい人よりも、既に農場もコネも持っている人が持っていく可能性大である。
雇用といっても今時そんなに必要なかろうし、雇用条件もそんなによろしくないかもしれない。
まあ人の土地に文句をつけるのはどうかという話でもあるが、特殊なところでもあるから、ここはひとつそれを逆手にとって森林管理料をあちこちからもらったらそっちの方がずっといいのでは、などと思ったりする。