いきなり出ていた
火曜朝起きたらいきなりiPadの新しいラインナップが発表されていた。
フェイントである。来週発表する機会があるのにその前に出してしまうとは。
しかも私の休暇前に出すとは。
昨日ちょうど、マンガを快適に読むにはやっぱり最小でもiPad miniくらいの大きさがないとダメなんだよなあ、と思っていたところだった。
小説の方は逆にスマホでも特に不便ではない。最近は文字の大きさに合わせてレイアウトがフレキシブルに変わるから、読みにくければ文字を大きくすればいい。
でもマンガの方はそうは行かない。今はiPad Proを縦型にして読んでいる。週刊少年xx系の1ページ程度の大きさになるのでとても読みやすい。小さな書き込みも逃さず読める。
iPad miniだとそこまで大きくないからものすごく快適になる、というわけではないが、iPhoneXの5.8インチと比べたら2インチほど大きくなる。
しかしそのためにわざわざもう1つデバイスを買い足す必要があるかどうか。それが一番の個人的問題である。
荷物は軽く小さくがモットーなので、iPadを持つと必然的にカバンが大きく重くなる。充電池も余計に必要になる。20100mAhという2ポートのパワーバンクをネットで見て見たが、これ一個で360gあるらしい。iPhone1つで174g、iPad miniが300g、そしてパワーバンクが360gとすると全部で834g。他にも多少は荷物があるので一日中持って歩くのはおばさんには重いのではないかという気がしてしまう。
それともう1つ。
画面が大きいということは自分にだけ見やすくなるわけではなく、周りの人たちにも見やすくなるということである。
何が言いたいかというと飛行機の中で、電車の中で、あるいは街中のカフェでも私が何を見ているのかわかってしまうということだ。
人の大勢いるところではあまり目立たないというかチラリと見えても気にしない人がほとんどだと思うけれど、飛行機の中で真っ暗になった時には結構離れていても見えてしまうものである。昔iPad2を持って飛行機に乗った時、ホラーマンガを読んでいて画面をそのままにしてトイレに行き、帰ってくるときに何列か前から自分の席でホラーなシーンが暗闇に浮き上がって見えたことを覚えている。子供は普通窓側の席になることが多いので通路側からあれが見えてトラウマになった子はいないと思うのだけど、大人でもあれを見てぎょっとした人には申し訳なかったと思う。
こう考えてみると、せっかく出た新しいiPadシリーズを買うメリットは私にはあまりないのかなあという気がする。
でも。
果たして本当に買わなくていいのであろうか?
あればあったで楽しいような気がする。公衆の面前?ではホラーじゃないマンガを読めば周りの人に迷惑もかからないだろうし、私が自分で思うほど他人は気にしていないかもしれない(往往にしてそんなものだろうと思う)。
セルラーモデルでも、プリペイドSIMを買えば必要に応じてチャージできるし、出先で万が一iPhoneに何か起こっても通信手段がある。最近は誰でもチャットアプリを使うので、電話がかけられなくてもものすごく困ることはないと思う。少なくとも何もないよりはマシである。それにスカイプだと通話ができるオプションがあるので、もしどうしてもという時はこれを利用することができるだろう。今チェックしてみたら固定・携帯電話両方にかけられて月に100分込みで3.57ユーロというのがあった。
そういうバックアップ的なデバイスとしてはiPad miniは実は結構買いかもしれない。何しろ現行のスマホのほぼ三分の一に近い値段なのである。