ダイニングソファにて

（過去分の再投稿）

寝室に行ったら猫たちがうざそうな顔をして見るのですごすご戻ってきた。

写真を撮れる機嫌でもなかったので他の日の写真で我慢する。

ダイニングソファがあって良かった。リビングのソファは夫がトドみたいに横たわっているしベッドはマットレス二枚の中央にそれぞれ猫たちが一匹ずつ横たわっているので私にはもうダイニングソファしかない。奮発しておいて良かったと改めて思うのであった。

Bluetoothのオーバーヘッド型ヘッドホンで音楽を聴きながら猫写真など見たり。家に猫がいるのになぜ他所様の猫写真を有難がらねばならんのかちょっと疑問にも思うが、現実とはまあそんなものなのであろう。

今聴いているのはヨーロッパの古いアルバム・ヨーロッパ。あのイン・ザ・フューチャー・トゥ・カムやセブン・ドアーズ・ホテルが入っている。このアルバムとその次のウィングズ・オブ・トゥモローが私にとってのヨーロッパである。ウイングズ・オブ・トゥモローにはいつ聴いても涙がちょっと出ちゃうドリーマーという曲が入っている。この頃のヨーロッパは灰色の北欧の空みたいなちょっとどんよりした、しかしひんやりした美しさがあってとても好きだった。セブン・ドアーズ・ホテルのプロモーション・ビデオを見てストックホルムまで行ってしまったくらいである。

ヘッドホンの方はでかいわりに頭にぴったり合うせいか重さがほとんど気にならずいい感じである。電車でよく見かける人たちが利用している理由がわかった気がする。ただヘルメットまでとは言わないがかさばるので自分が持って歩くにはちょっとでかすぎると思う。