きぬかつぎ

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インフラって大事。。

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今日土曜日は知り合いの家に呼ばれて行ってきた。

最近では(ってまあ結構前からか)外出規制も解除されたのでよその家に遊びに行くことができる。

そこで聞いたのがドイツでの学校のコロナ対策。

いくつかの基準を満たせば学校ごとにそれなりの対策を立てて良いらしい。

まずメディアでも紹介されていたのが校内の一方通行ルール。

学年が上がると授業によってはコースごとに分かれることがある。日本でもある話だが、その場合生徒たちがあちこちに散らばるから一方通行にしていると回り道になってしまう生徒が出てくるからその時間はダメ。

手洗いは洗面所の数が限られているので授業前に全員が距離を置きつつ並んで手を洗うということは時間的に不可能。

そしてルールを守らない生徒をどうするか。

保護者に連絡して迎えに来てもらいたいが、連絡がつかないこともある。その場合衛生面から言えば他の生徒にうつらないようにどこかに隔離しておかねばならない。マスクをしないというだけだけど、万が一のためだ。

しかし保健室のようなところはいくつもあるわけじゃない。

じゃあ1人で帰らせたら、という話も出たらしいが、それじゃあ低学年の子供の場合1人にしてしまうことになる。

仕方がないので担任が付いてやり、授業は代わりの教員が代行、という案が出ているとか。

でもそうするとちゃんとしている生徒たちの授業が行ってみれば蔑ろにされる。毎回いろんな先生が代行授業をしていたら落ち着かないのだから。

かと言ってルールを守らない子供でも法律通り守ってやらないとまずいのである。

何とも頭の痛い話だ。

オンライン授業はインフラの過度な不足でなかなか実現できないという。先生自身がネット環境に恵まれていないと先生の言ってること聞こえませーん、なんてことになっちゃう。

光ファイバーなんて要らない、今のDSLで十分、なんて言っている人がかなり多かったツケが、今子供たちのところに回って来ている。もちろんそんな発言は年配者が大半だ。若い人たちがネットフリックスやアマゾンプライムしか見ない横で、年配者が旧来通りのテレビと紙の媒体にかじりついているからネット環境の整備が進まないのだ。電話会社も余計な尽力は避けるから、積極的に町や村に回線を広げたりしない。そして若い人はネット依存だ、などと批評する。テレビだって昔は同じように批判されていたことなんか気にしていない。自分たちが若く社会の中心だった頃の形状を変えたくないと必死らしい。だから新しいものは何でも悪になっちゃうのである。今まではそれでもまだ笑えたが、今こういう状況になると本当に笑えない。

インフラって大事だなあ、と改めて思った。