きぬかつぎ

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氷点下の窓拭き

昔住んでいたところは冬にはマイナス10度や15度など珍しくなかった。

雪国出身の父やその兄弟達に言われた通り、現地で衣類と靴を調達すれば割と大丈夫だった。若かったこともあると思うが。

ただ、そんな中で窓を拭いたことはなくて、というかそもそもそんな寒い時に窓を開けるのは空気の入れ替えの時だけにしていたのだが、今日何故か魔が差した。

ひとえに猫ババアであるせいで、猫達が好んで座って外を眺める窓がこの前の風雨で汚れていたのが我慢ならなかったのである。今日は掃除の日だし、明るくなったら窓も拭いちゃおう、と思ったのだ。

マイナス10度ではなかったと思うが、外はかなり寒かった。

それなのに何も考えずに窓を拭こうとした私。

ぱっと見では気づかなかったが二重ガラスの外側には薄い氷が張っていたらしい。拭こうとしてもタオルが滑らない。無理に拭こうとすると氷が剥がれるだけだった。

氷があちこちに固まって視界が悪化したので、何とかしようと思いアルコール分を含むガラス拭きの洗剤を含ませたタオルで拭いてみたが、あんまり改善しなかった。

仕方なくお湯ですすいだタオルで拭いてみたり、その水分を素早く拭き取ってみたりして何とか視界は改善した。

部屋の側についている猫達の鼻の跡だけ拭いて置けばよかった、と後で思った。