ノートブックを抱えて…?
この前からワーケーションという言葉が気になっている。
ワークとバケーションを合わせた造語で、仕事と休暇を組み合わせたものだそうだ。
それが日本で静かに人気が高まってきているとかなんとか。
日本の場合住宅事情もあるし、長い休暇を取りづらい過酷な雰囲気もある。だからワーケーションだったら「そんなに休むわけじゃない」でも「行きたかったところに行ける」というメリットがあるのかもしれない。日本だと温泉旅館とかならおいしいご飯が上げ膳据え膳(おばさんなのでここは重要)、昼間ゴロゴロして温泉に入る代わりに仕事をする、とこんな感じだろうか。それはそれで悪くない。
ドイツでは休暇と仕事をバッサリと分ける人が多いので休暇中に仕事なんてとんでもない、という人が多いような気がする。そんなことまでしなくたって大抵の人が−例え平社員だろうが−かなり堂々と2週間の休暇を年に2回くらいは取れる。有給は完全消化するのが当たり前なのだ。そして休暇が長いから何処かへ行く人が多い。
そんな土壌だと、ワーケーションの恩恵が果たしてあるのかな?と最初は思った。
でも。
考えてみると全く使えないこともない。
これがワーケーションに該当するかわからないけど、例えば外国に3ヶ月くらい住んでみたい、と思ったとする。でも仕事を辞めてまで行くほどでもないとする。
そんな時ワーケーション制度を使えれば、アメリカに住みながらドイツの仕事をしてユーロで給料をもらう、ということが可能になるはずだ。私だったら日本に数ヶ月帰ろう、と思ったりしても行けそうである。
時差があるところだと本来の勤務地の時間帯に合わせねばならないから、そんなに無理ばかりするメリットはなさそうだけれど、うまく使えばなんだかいい生活も出来そうな。
今のところ安全面もあるから遠い国へ行って、ということはできそうにないが、この際だから柔軟に考えて活用してみるというてもあるのかな、と思う。
やっと念願の在宅勤務になったばかりだけれど、新しいものはなんでも気になってしまうものである。