きぬかつぎ

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うちの猫のルーティン

我が家の猫たちは子猫の時に保護されて施設経由で我が家にやってきた。

だから子猫時代にどんな生活をしていたのかはわからない。

でも人間の生活はあまり知らなかったようで、我が家に来た時は完全な夜型だった。

ごく最近までは。

私たち夫婦が二人揃って在宅勤務になり、ずーっと家に居るようになって3ヶ月経ち、最近何だか猫たちのルーティンが変わってきた気がする。

今までは昼間どこかでずっと寝ていて私たちが寝る頃にようやくシャキッとしてきたような感じだったのが、ここのところ昼間寝ている時間が減ってきたのだ。

早朝は元気に人間の上を闊歩したり、布団の中の足を攻撃したりして起こしてくる。人間はそのうち渋々起床して朝食を提供。

朝食後は人間たちが出勤しない分ゆっくりと朝の時間を過ごすようになったので気になって眠れなくなったらしい。人間たちのいるあたりをしょっちゅうパトロールしている。

人間たちがそれぞれの仕事場で仕事を始めるとつまらなくなるらしく、寝室に行ってしばし就寝。最近はベッドの下の引き出しが気に入っている。引き出しの前に行って開けろと催促する。

昼になって人間たちが昼食の支度を始めると起きてくる。寝てただけだけどお腹が空いたと思うらしい。卵の黄身を所望したりする。私は猫ババアなので可愛い顔をされるとわざとだと知っていてもホイホイ言いなりになってしまう。

昼食後はまた少し寝ているが、お茶の時間になる前に起きてきて私の周りを闊歩して撫でろと要求してくる。上の写真がまさにそれで、忙しくしていると何度も鳴いたりキーボードの上を歩いたりする。

それからは寝ようとしないであちこち歩き回ったり、人間の夕食が何なのか見極めようとしたりする。空腹になってくると床の上のゴミを拾い食いするふりをしてかわいそうな猫を演じて自分の夕食を先に出させる。

夕食後は少し寝室で休んだあとまた出てきて、しばらくうろうろしたり遊んだりする。

前はようやく目が覚めた風になっていた深夜、最近の猫たちは日中の反動で眠くなるらしく、寝室にあるキャットタワーで寝るようになった。ベッドの下の引き出しは夜は閉めてしまうからである。