太古に祖父がまだ元気だった頃、風呂の時間の短さに驚いていたものだった。
10分くらいでサラッと入ってきて、しかもホカホカしていた。
髪型が波平さんだったので洗髪の必要がなかったせいなのかなと思うが、とにかく家の中では烏の行水と呼ばれていた。
この前紅葉を見に行った時、寒くなってはいたがまだ全然紅葉していなくて、赤くなっている紅葉を求めてあちこち歩いた。
その時に偶然、烏達が小川でバシャバシャやりだしたのを目撃した。
最初はこんな寒いのによく水の中に入るよなあ、と思って眺めていたのだが、ふと、これって本物の烏の行水じゃん!と思って記念に写真を撮らせてもらった。