きぬかつぎ

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マンガの感想・百鬼夜行抄第27巻

思わず予定を前倒しにして読み終えてしまった。

ちょっとネタバレありです。

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今回は遂に長い時間と空間の隔たりを超えて再会が果たされたストーリー展開となった。

とは言うものの、個人的には感動できる再会ではなかった。こういうパターンは私の好みではない。いつかは会ってしまうのは仕方ないとしても、りっちゃんがあんまりにも酷い扱いだと思ったのだ。周りの連中の反応はお人好しすぎる。特にお母さん。天然もいい加減にしろよという感じ。実際はどういう風に誰にそそのかされてああなったのかわからないが、これからしばらくりっちゃんの低調モードが続きそうである。できればここら辺で彼にも少しめでたいことが起きてもいいのではないか。卒業もさることながら私生活でももう少し彩りというかなんというか。

それからここ数巻で感じていたことだが、一応冷静にコマを追っているつもりだが何となく、場面が結構よくあちこちに飛ぶのでついて行くのが難しくなっているような気がする。あちこちでパズル合わせが同時進行しているのは面白いのだけど、全部把握するのが大変なのだ。もしかしたらこちらの読解力が衰えてきたのかもしれないけれど。長丁場になると描く方だけでなく読む方もなかなか大変なのである。