きぬかつぎ

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やっと手続き終了

今日はずっと考えていた仮想通貨の販売所での取引を始めるための手続きをついに実行した。

少し前にドイツでもビデオ(テレビ電話)による本人確認が承認されたので、もちろん自宅に居ながらにして手続きが完了する。

必要なのはとにかくデバイスと回線だ。ビデオ用のアプリなどは普通必要なく、メールで先方のサイトのリンクが送られてくるか、利用するサービスのアプリ内から勝手にアクセスしてくれる。

もちろんこういう取引をするのであれば相応のデバイスを持っていることが大前提ではあるが、加えて安定したネット回線も整っていなければならない。

残念ながらドイツの中でも回線の整備は遅れているところもたくさんあって、そういうところに住んでいると本人確認さえままならない、なんてこともある。本当に残念だ。

うちは幸いその部分だけは恵まれているので、この前も夫が新しいクレカを作るのに本人確認をやっていたし、私も今日それを利用した。

販売所のアプリをダウンロードしてあったので、名前や住所などを入力した後そこから本人確認をするというボタンを押すと、アプリ内で専用画面が出てくる。スマホのカメラとマイクのアクセスを許可しておけば、あとは向こう側の担当者が出てきて始まる、というわけだ。担当者と言っても大抵専用業者で、今回も委託されている専用業者の、どう見ても学生さんのバイトみたいな感じの女の子が出てきて手続きをしてくれた。

実は今日はそこに至るまでの道のりが結構長かったのだけど。

朝一番に手続きを始めたときは終わるちょっと前くらいに回線が切れてしまい、その後実行ボタンを押し直したら別の人が出てきて、回線が切れたら今までのデータは全部消えてしまい、新しくやり直さねばならないと言われた。

仕方なくもう一度手続きを始めたが、この時も途中で向こうが全く反応しなくなってしまった。フリーズしたらしい相手の顔を恨めしく眺めてまたもやアプリ終了である。そしてもう一度実行ボタンを押したが一向につながらない。申込者が多いのか、担当者の数が減ったのか分からないがとにかく一度諦めることにした。

そしてお昼を食べて時間を見たらまだ昼休み時だったのでもう一度トライしてみたところ、今度はつながったばかりか回線が安定していたらしく、手続きを終了することができた。

終わってからアプリを見たら最初ペンディングになっていたが、1分くらいで完了の表示が出た。

このビデオ式の本人確認が許可されるまでは、店頭に直接出向くか、ポスト・イデントといって郵便局(ポスト)のカウンターでだ入りの本人確認をしてもらう方式のどちらかを選ばなければならなかった。

郵便局は今でも比較的あちこちにあるから、家や職場から一番近いところに行けば済むという便利さがあった。手続きが終わると書類を郵便局の人が送ってくれるから、申込書を持っていけば良かった。

ただ、当然ながら郵便局の営業時間内でなければならないし、郵便局は基本的にいつも混んでいるから、自分の順番が回ってきても後ろで並んでいる人たちの注目を浴びながらパスポートを出したりしなければならないのが難点だった。

ビデオ式はどこの業者でも朝8時くらいから夜は12時くらいまで手続きができるらしい。今日のところもそうだったし、他のところでも夜11時までなんて書いてあったところもあった。昔々、店頭や郵便局にお昼休みに行って長蛇の列を見て諦めて帰ってきたりしたのはもう過去の思い出である。