誰のために家にいるのか
さっきある人の発言に驚いてしまった。
自分の健康のために早々に在宅勤務に切り替えるなんて、よろしくない、という趣旨だった。
平時ならばそういう意見もまああってよかろうと思うが、今の時期に「自分のため」?
今医療現場が厳しい状況にあるとか、感染が再拡大、あるいは以前より増えているとか、そういう状況でこの発言は首を傾げてしまう。
できるものなら家にいた方が良い、というのはどちらかというと自分より周囲や地域、あるいは自分の行動範囲の人たちを守るためであり、そして医療関係者に余計な負担をかけないようにするためだ、と私は思っている。やむを得ない事情で処置を受けねばならない人たちのためにキャパを残しておかねばならない。
そういう風に考えられないのかな、と思った。
手術の何割かが先延ばしになっていると言われている。もちろんコロナの影響だ。またうちの義母みたいに高齢で持病を抱えて医者にかからねばならない人もいる。
誰も動かなくなったら社会が回らなくなるかもしれないが、その人が言うように全員で以前のように動き回ったら当然重症者の割合も増えるだろう。その時になって歯が痛くなっても歯医者は閉まっているかも知れない。
まあかの人は歯痛くらいものともしないのかな。。