バルト海にて（過去写真）
今年の休暇のトレンドはキャンプだというので思い出して探した写真。7年ほど前に撮ったもの。
ドイツは北ドイツしか海に面していない。晴れれば暑いけれど風が強いことも多く、海は夏でもかなり冷たい。場合によっては水温が10度くらいのこともある。タイミング次第では全日程雨で寒いということも十分ある。
それでも、晴れていればこんな風で、潮風はさわやかだし、砂浜は白いし、眺めはなかなかロマンチックである。シーズン中はもちろん賑わうけれど、それ以外ならば空いている。
派手な観光地はないけれど、興味があればフィヨルドの町フレンスブルク、その先にあるグリュックスブルクで水上にそびえる美しい城を見て、シュレスヴィヒでシュライとゴットルフ城の博物館を見て、近くにあるバイキングの居住区を復元したハイタブを見て焼きニシンを食べてフレンスブルガー・ピルスナーを飲むと良いのではないかと思う。私は大昔にユーレイルパスとユースホステルの会員証を握り締めて東京から行ったのがきっかけですっかり好きになってしまった。梅雨時から暑い東京から行くと文字通り身の引き締まる気候で、しかも音がシャットダウンされたみたいな静かさだった。
いつも夏のハイシーズンは混雑するけれど、今年はおそらくさらに混むだろう。予約していなかったのがちょっとだけ残念。
