きぬかつぎ

マンガ、小説、アニメ、ゲーム、音楽、酒、食、旅、仮想通貨取引や猫と日常生活のこと。

ただ今数字増加中

日本でも新規感染者の数が絶賛急上昇しているが、ドイツでも同じだ。

実はちょっと前に東京で数字が増加し始めた頃、ドイツの方が少ない日もあったのだが。

土曜日に金曜日の数字が発表されて、日本では763人と出ていたのに対し、ドイツでは815人と出た。第2波が来たという報道の見出しまで見られた(公式に保健相がそう発言したわけではないらしいが)。

原因は三つとされ、一つは外出規制が緩和されたことで、いわゆるホットスポットではなくて広域で感染が広がり始めたということ。そして旅行から感染して帰ってきた人、最後に検査数が以前より増加したせいで感染が確認される例が増えた、ということのようである。

どこの国でもおそらく同じなのだろうが、今まだバカンスシーズン真っ盛りなので、久々に祝い事をしたり旅行に行ったりした人たちにより、数字はさらに上がるのではないかと言われている。精肉工場など特定の場所で集団感染の場合は封じ込めも追跡も比較的容易だろうが、あちこちでちょっとずつ感染者が出始めると抑えることはかなり難しいだろう。ロックダウンをしない限りは1人が1人にうつして2人、その2人がそれぞれ2人にうつして4人、4人が4人にうつして8人、と考えるだけでも3日間で1人から8人になってしまう。どこかの誰かがキャパシティの3分の1までベッドがうまってもまだ大丈夫、と言っていたらしいが、この分だとすればすぐにうまってしまう可能性もある。

このままだと医療従事を希望する人が将来的に減るのではないかという気もする。

私の周りにも医療従事者がいて、その人はやはり感染した。幸い治って復帰したのだが、2人いる自分の子供には同じ職業は薦められない、と言っていた。ドイツの医療機関や介護施設などは慢性的な人手不足で、近隣諸国などからの出稼ぎも多いそうである。重労働の割に稼ぎが少なく、割に合わないと希望者が少ないのだろう。

経済を支えるのはもちろん重要だけれど、こうした人たちをまず一番に支えて欲しいものだと思う。そうすれば経済との両立も比較的容易いだろうと思うのだが。