きぬかつぎ

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こういうシャッター

この写真はどこかのホラーゲームのワンシーンじゃなくて、うちの階段の窓のところで撮った。

このシャッターが、うちの中で私が前から気に入っている設備?の一つだからだ。

これはまだ完全に閉めていない状態で、だからそれぞれのパネルの間が開いていて、隙間から日光や風が入ってくる。

夏場に窓を半開き(上の部分だけ手前に開くようになっている)にしてこのシャッターの状態にしていると戸外の日陰というか、少なくとも日陰のテラスのところにいるくらいの涼しさが満喫できる。無風だとだめだけど。

昔東京の実家にもシャッターはついていたのだけど、金属製で商店のシャッターみたいなやつだった。だからそれぞれのパネルの間に隙間はなかった。

うちの方は週末から予報通り暑くなってきたので、またこの方式でクーラーのない中過ごしている。

ドイツの多くの民家にはクーラーなどないから、昨今の猛暑が続くと本当にきつい。家の壁が分厚いので最初の数日は影響をあまり受けないのだが、そのうち暖かい空気が家の中を占領し、そしてなかなか出ていかない。

一階はそれでも朝のうちに換気をしておいてシャッターをきっちり閉めて(隙間を開けずに)窓を閉めておくと割と長い間大丈夫なのだけど、二階以上はそうはいかない。クーラーを付ければいいのだけど、家の壁に穴を開けねばならず、大工事になってしまう。窓は引き戸式ではないので窓を少し開けてそこにプラスチックの板をかませる、みたいなトリックも効かない。

ちなみに網戸というのも引き戸でないせいかほとんど見られない。山の方とか森のそばだときっとあるのだろうけど、その他では見かけたことがない。蚊がいないわけではないし強力な蚊取り線香があるわけでもない。多くの人が窓を閉めて寝て、蚊が入ってきたら叩いて済ませているのだろう。

代わりに冬は暖かく快適に過ごせるからそれなりに利点はあれど、夏が年々暑く長くなってくると結構こたえる。

今年は割と雨も多く気温が上がっても30度を超えず、数日で下がるので助かっている。

多少風があればシャッターの隙間から風が入ってきてしかも日陰になっているから部屋の中がとても快適になる。

ここ数日は暑い日が続くらしいが、できればこれで凌げる程度で済んで欲しいと思う。