きぬかつぎ

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マンガの感想・能楽師探偵 月城奏人の心得 一

今月の予約作品の第一弾が発売になった。

ちょっとネタバレありです。

写真は壁の隙間に入ったらしい虫をストーキングしている猫。

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1巻目は羽衣編と隅田川編が収録されていた。どちらも1話ずつ公開された時に読んで感想も書いてあるのだが、やはり通して読み直すと雰囲気がより楽しめる。カナトとルイの馴れ初め?の話から、だんだん息が合うようになってくるところが味わえると思う。

もう一つ通して読んで初めて気づいたのが、1巻目以降に出てくるお話への伏線が最初の方から少し出ていたこと。最初は何となく読み流していたけれど、そういえばここでさりげなくこんなシーンがあったのか、などと思ったりした。

一番楽しめるのは、能についての描写とカナトの無表情そうでいて実は全然そうでないところかな、と思う。ルイはカナトの素顔を見て本来なら引くべきじゃないかと思うのだが、健気につきまとっているところもなかなかほのかなラブという感じで(おばさんから見ると)なかなかよろしい。そして二人の今後も(勝手に)楽しみである。