きぬかつぎ

マンガ、小説、アニメ、ゲーム、音楽、酒、食、旅、仮想通貨取引や猫と日常生活のこと。

余計なお世話、と思いつつ。。

偶然にも今年から社会人になった親族がいる。

と言っても、自分のやりたい事が見つからず、やってみたいことは正社員を定期的に募集している業種ではないらしく、春からはフリーターしながら先を探していく、ということになっていた。

というのは一応表面的なストーリーで、実際のところは多分ちょっとだけ違うと思っている。

就活の時期の真っ最中までお付き合いしていて将来のこともほぼ約束状態だったお相手が突如心変わりをしたという話。多分本人はその約束状態イコール専業主婦がゴールだったのだと思う。だから就活どころか履歴書すら書いていなかった。元お相手氏は当時ずっと、自分のそばにいてくれればいい、ちょこっと働いてあとは妻として自分を支えてくれれば、みたいなことを言っていたようである。

加えて本人も元お相手氏も専業主婦の母親のいる家庭だった。だから結婚したら夫が稼いで妻は気晴らしにパートでもするくらいで十分、という共通認識もあっただろうと思う。本人の母親がいくら独身時代会社員だったと言っても、本人にとっての母親は専業主婦。パートができない環境ではないのに手当たり次第仕事を見つけて働くとか、資格を取る、というような事態になっていない。口でいくら真剣に探していると言っても、事実が伴わないとやはりそれほど緊迫感がない。

とにかく、そんなわけで就活時期の最終段階でいきなり何か見つかるわけもなく今に至る。

一応バイトは行っていて、何もしないで家にいるわけではないということだが、今の時期なのでどうしても勤務にまわしてもらえる割合が減りがちだそうである。

お節介だとわかっているけれど、経緯を考えると気の毒だとも思い、ちょこっと進言させてもらった。

働かないとダメ、ということではなく、こんな仕事はどうかというオススメだ。もちろん本人の性格とか特技を考えた上で選んだ。堅気の仕事だとかそういうことではない。偶然にも今の時期だから、新しい発想で何か始めるにはちょうどいいだろうと思ったのだ。

そしてなぜ今本気で行動しないといけないのか列挙してやった。

  • 今ならまだ若いから知識も能力も十分に身につく可能性があること
  • 将来結婚しても、夫の苦境を支える基盤があると有利であること
  • 夫の転勤についていくとか、自分自身が移住したくなった時、手に職があると有利であること
  • 今現在でも、少しでも収入が多ければ欲しいものが買えること

せめて一番最後の理由だけでもやる気を出すきっかけになってくれればいいなあと、少しだけ期待している。