きぬかつぎ

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ウォッチを買った

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今日の冒険(小)。

今日はウォッチの発売日ということで、昨夜駆け込みで家電屋サイトにて予約をした。シリーズ5である。

本当はストアで買いたかったのだがサイトでは店頭渡しは不可になっていて予約できなかったのである。家電屋の方では発売日当日に店頭渡しができるそうだったので雰囲気より品物を優先した。

が発売日当日の今日、お昼には取りに行こうと思っていたらメールが来て、メーカーからの配送状況が厳しく今のところいつ店頭渡しの準備ができるかわからなくなった、とあった。

職場で朝からウキウキしていた私の機嫌はこれで一気に急降下である。

加えて仕事でちょっとした思わぬトラブルまであり、いい1日になるはずが雲行きがものすごく怪しくなってしまった。

しかしこれでキレてはいかんと思い仕事のトラブルが大体片付くまで頑張り、終わったところでとりあえず予約していた家電屋へ直行。

様子見でいいやと思っていたが、売り場へ行ってみたら案外人が少なく、しかもちょっとイケメンの店員さんがちょうど接客を終えたところだった。話しかけない手はないと思い早速聞いてみると、そういうメールが出たらしいことは聞いているが、売り場の在庫とは関係がないらしいことが判明した。そこで予約していたモデルの商品番号を見せて在庫を調べてもらうと、なんとあることがわかったのである。イケメンのお兄さんに話しかけた甲斐があったというものだ。

その場で商品を受け取り、店内の別カウンターで予約を取り消してもらってお会計。

思ったより波乱万丈にならずに済んだ。だから冒険(小)だったのである。

家に帰って開封の儀を済ませ、iPhoneとペアリングしようとしたら、iPhoneの方のOSバージョンが古いというメッセージが出た。

帰りの電車の中で読んだニュースによれば今日のOSアップデートはしないでバグの修正が出てからにすべきということだったが、何しろ今日ウォッチを買ってしまったのだから仕方ない。バグは怖いけどウォッチへの好奇心には勝てずにアップデートした。

それからはもう新デバイス購入時の恒例として設定大会であった。

ウォッチを持つのが初めてなのでおっかなびっくりであれこれこねくり回し、ようやくなんとなく要領がわかって来たところである。

最初の感想はまず外見というか物理的な感想なのだが、スポーツバンドの肌触りが思ったより良いこと。べたつきもないしかといってツルツルというわけでもない、ちょうど良い感じがする。

ただ、骨太でないおばさんにはちょっとごついような気がする。手首にピッタリするように曲げて止めることはできるのだが、きちんと止めないとバンドがビヨーンとして元に戻ろうとするのだ。

その上、ノートブックでタイピングするときバンドの金具部分がノートブックに当たってしまって邪魔になることにも気づいた。

長いこと腕時計なしで仕事をして来た理由を今更思い出してしまった。タイピングの姿勢にもよるのだろうけど、私の場合スポーツバンドで仕事をするのはちょっと快適ではなさそうである。

解決策としてスポーツループの購入を決めた。スポーツループもそれなりに厚みはあると思うが金具はないようだし、この前シリーズ4の試着?をした時は軽くて自然な感じがした。今回のシリーズ5でも初めからスポーツループにすればよかったのだが、家電屋で予約できたのがスポーツバンドのものだけだったのだ。出費がかさむがまあ仕方ない。

機能はまだそれほど把握できていないが、なんか新しく面白い遊び道具のようである。アプリがあったとはいえ、スマホでは健康測定器具としての機能にも限界があったので、ウォッチの形になって本物になったような気がする。でも機能を試すのが面白いので運動が苦手なのについ運動をしてしまう、みたいな流れになっていて自分でも驚いた。心拍数がどうなるのか知りたくてスクワットをやってしまったり猫じゃらしを持って猫と家中を行ったり来たりしてみたり、などなど。昔wiiでダンスダンスレボリューションにはまって汗だくになってやっていたのにちょっと似ている気がする。

予想通り便利だな、と思ったのは音楽再生機能である。エアポッドを買ったはいいが音量の調節にいちいちiPhoneを出さないといけないので面倒だな、と思っていたところだ。音声で指示してもいいのだけど電車の中でSiriと話すのがちょっと恥ずかしいおばさんなので困っていたのだ。ウォッチからなら操作は簡単だしウォッチに音楽を転送しておけばiPhoneがなくても使えるという便利さである。ちなみに買って数日のエアポッドだがもうすっかり馴染んでしまいもう手放せなくなってしまった。ウォッチから電話がかけられるのは本当に便利だ。ちょうど携帯電話契約を見直していたところだったので、契約タイプを変更したついでにウォッチ用に追加のSIMを注文した。ノートブックのブラウザから携帯電話会社のサイトに入って注文を終了し、そのままiPhoneのウォッチ用アプリでSIMを登録するメニューに入ったらすぐ登録できたので一人で静かに感動してしまった。

明日はこのウォッチをつけてSWITCHのエクササイズでもやってみようかな、などと思っている。